KASAMA alt. NEWS

笠間市長よりごあいさつ

2021.04.27

「Kasama Alternative Magazine」の開設にあたって

 あなたは、どのようなまちで暮らしたいですか。

 買い物などの利便性、安心できる医療施設の充実、安価な物価や住居費、又は仕事と趣味が両立しやすい場所など、いろいろな理想があると思います。

 茨城県笠間市は、東京から約1時間、JR常磐線と水戸線、高速道路の常磐自動車道と北関東自動車道のそれぞれの結節点となる広域交通の要衝で、市内には急性期から終末期までをカバーする3つの公立病院と集積する介護関連事業所、さらには、年間370万人が訪れる観光都市でもあり、歴史ある寺社・仏閣、伝統的工芸品である笠間焼、日本一の栽培面積を誇る栗など、自然と文化が融合する地方都市です。

 ただ、このような説明を聞いても、笠間市をイメージすることは難しく、ましてやあなたが暮らす姿は想像もつかないのではないでしょうか。
 笠間市には、会社に勤務する人、里山で創作活動に励む人、農業を始める人、東京と二地域で暮らす人、違う地域に暮らしながら笠間でイベントを仕掛ける人など、様々な方が、それぞれに感じる魅力や思いをもちながら、笠間で暮らし、関係をもっています。

 行政としては、笠間市の魅力を総合的に紹介していくことも必要であり、様々な場面で情報発信を行っていますが、それぞれの状況で必要な情報には違いがあり、また、魅力と感じる部分も違いがあります。

 今回のオルタナティブマガジンは、笠間で「暮らしたい」「何かを始めてみたい」という方々とつながりをつくる入口としたいと考えており、笠間で暮らす人にとって、あたりまえであるけれど特別なそれぞれの「日常」に視点を置き、私も知らないような内容も含めた「笠間暮らし」の紹介を行っていきます。

 このマガジンが、あなたが笠間市で始める「新しい暮らし」を考えるきっかけとなれば幸いです。

令和3年4月
笠間市長 山口 伸樹

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